大学入学共通テスト国語 2025本試 全体概説

こちらは2025年度大学入試共通テスト本試験 国語の全体概説です。

本サイトの運営者(京大文学部大学院卒の国語教員免許保持者(ただし教員ではない))ががんばって解いた結果、こんな風に思いましたということを書きます! 自分が間違えたところって簡単だったのか難しいところだったのかを何となく感じてください。

目次

大問1(評論)

高岡文章「観光は『見る』ことである/ない――『観光のまなざし』をめぐって」より。全体的にスタンダードな設問構成となりました。やはり大問3の実用文が大問として分離した結果、評論や小説に「そういう感じ」のやつをぶち込まなくてよくなり、文章も一つで各設問も割とシンプルなものになっています。難易度としては普通~やや簡単くらいかと。個人的には、昨年度の評論よりは軽い印象がありました(まあ~設問数や選択肢の数が減ったというのもあるかと思いますが……)。

各設問の難易度(かなり主観)

問1 (ア)いける (イ)間違えた(ごめんなさい) (ウ)なんか間違えた(ごめんなさい) (エ)いける (オ)まあいける

問2 ちょっと難しいけど合わせたい

問3 まあいける

問4 ちょっと難しい

問5 やや難しい(私も間違えた)

問6 ちょっと難しいけど合わせたい

各設問の詳細な解説はこちら

大問2(小説)

蜂飼耳『繭の遊戯』より。全体的にリアリティのある心情描写が続き、読み応えのある文章でした。こちらも実用文が大問として分離された恩恵を受けて、むやみな分析文とのセット出題を逃れ、かつてのセンター試験のようなスタンダードな設問が多く並びました。こっちのほうがいいと思うなあ。ところどころ引っ掛けのような設問もありますが、全体を通して難易度は普通~やや簡単くらいかと思います。

各設問の難易度(かなり主観)

問1 難しくないので合わせたい

問2 ちょっと難しいけど合わせたい

問3 難しくないので合わせたい

問4 ちょっと難しいけど合わせたい

問5 ちゃんと細かく読めていたら合わせられる(私は落としました)

問6 難しくないので合わせたい

問7 難しくないので合わせたい

全部「合わせたい」みたいな感じになっちゃいましたね。今年は小説が比較的稼ぎどころだったかもしれません。

各設問の詳細な解説はこちら

大問3(実用文)

Uさんの文章と、国立国語研究所『外来語に関する意識調査(全国調査)』・国立国語研究所「外来語」委員会編『分かりやすく伝える外来語言い換え手引き』・NHK放送文化研究所『放送研究と調査』2022年12月号をもとに作成された【資料Ⅰ】~【資料Ⅲ】に関する読解。今年度から満を持して追加された五つ目の大問です。今までは評論・小説に組み込まれる形で問われてきた、「資料の読み取り」や「わかりやすい文章」に関する設問が分離され、二十点の独立した大問となりました。個人的にはその仕組み自体は高評価。

難易度としては決して高くはありませんが、読解スピードは求められる印象です。ゆっくりできれば難しい設問ではないのですが、共通テストは時間との闘いなので、その点で難しい設問とは言えます。いろいろな資料と文章を照らして、選択肢をささっと峻別していく必要がありました。

各設問の難易度(かなり主観)

問1 簡単なので合わせたい

問2 難しくないので合わせたい

問3 落ち着いてやれば大丈夫だけど間違うかも

問4 「加筆の方針」難しくないので合わせたい 「修正の方針」こちらも難しくないので合わせたい

各設問の詳細な解説はこちら

大問4(古文)

『在明の別』、『源氏物語』若菜下の巻より。二つの文章がそれぞれ手がかりとなり合って読解が進むような構造になっていました。正直、【文章Ⅰ】は私もスムーズ読み取れず、設問中の対話文や【文章Ⅱ】を手掛かりにして何とか読み進めていけたという感じです。その点ではやや難しめだったかもしれませんが、設問としてはそれほど難しいものではなく、全体としては標準くらいの難易度なのではないかと思います。

各設問の難易度(かなり主観)

問1 (ア)まあいける (イ)かんたん (ウ)まあいける

問2 私は間違えてしまったのですが皆さんは合わせたい(ごめんなさい)

問3 (i)やや難しいが合わせられる (ii)それほど難しくないので合わせたい (iii)やや難しいかもしれない

各設問の詳細な解説はこちら

大問5(漢文)

『論語』の一節と皆川淇園による注釈、田中履堂による文章より。二つ文章がありますが、最後の設問以外はそれぞれの文章に関する設問なので、大問4の古文に比べるとななめ読みは必要ない大問でした。書き下し文をしっかり追っていき、基本的な句法を理解していれば解ける設問も多く、難問という感じではありません。難易度は標準くらいかと思います。

各設問の難易度(かなり主観)

問1 (ア)かんたん (イ)難しくないので合わせたい (ウ)かんたん

問2 少し難しいけれど合わせたい

問3 難しくないので合わせたい

問4 やや難しめ

問5 やや難しめ

問6 少し難しいけれど合わせたい

各設問の詳細な解説はこちら

全体的な所感

大問構成が変わり、実用文の要素がほかの大問から分離されたため、全体的に素直な設問が多い印象でした。こういうのでいいんだよ。

制限時間も長くなりましたが、その分読解量も増えている印象です。全体的に今年は難しい感じではなかったのですが、時間との闘いはやや熾烈になったかもしれません。次年度以降も、そんなに難問奇問の類は出さないようにしてくると思いますが、その分処理のスピードを上げていく訓練は必要になってくるかと思いました。

今のところ京大と東大しかありませんが、個別試験のオリジナル解答例と解説も公開しています。かなり力を入れて解説していますので、京大・東大志望の方がもしいらっしゃればご参考にください。

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2025年度共通テスト国語 各設問の詳細な解説まとめ

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