それからのことと これからのこと

こんばんは。最近の休日の過ごし方として、マクドでコーヒー飲みながら入試問題を解くのがかなり気分が良いと気づきました。入試問題はこの年になっても学びがあって良いもので。またどういう学びがあるかという話も書こうかなとも思いました。

さて、Twitterでもつぶやいたのですが、ワンピースのOPとして有名な「ウィーアー!」の歌詞で、本記事のタイトルとなっているフレーズがあるのですが、これの指示関係がどうなってるのか考えてみたくなったので、久々に入試問題ではない記事を書こうと思いました。短い記事になると思います。

目次

歌詞該当箇所

コピペできる形での歌詞の引用ってあんまりよくないんだろうなと思っており、ごく一部のみにするので許していただきたい……(もしお問い合わせがあればこの記事は丸ごと非公開になるでしょう)。

今回の焦点となるのは、2コーラス目のAメロのところです。

今度会えたなら 話すつもりさ
それからのことと これからのこと

どこがおもろいねんという感じですが、ここでおもろいのは「今度」という時間軸のズラしと「それから」「これから」が併存しているところです。おもろいでしょ。

どうおもろいか

もうちょっとおもろさを説明します。この箇所がおそらく表しているであろう時間軸と指示対象を図示すると、たぶんこうなるのが概ねの共通認識なのではないでしょうか。

一般的に、「これから」は多くの場合「今から」ですので、発話時(現在)より後のことを指すことが多く、「それから」は時間軸のどこかしらに何らかの形でアンカーを置いて「それ」を定めてから「それから」を導くのが普通なのかなと思っています。

一方で当該箇所は、「今度会えたなら」で、「今度会えた時」というアンカーを定め、視点をそちらに固定します。そのため「これからのこと」は「今度会えた時」以降のこととなり、「それから」は(名言されていませんが)「発話時」をアンカーとして、「発話時~今度会えた時」の間のことと解釈できるかと思います。

逆でもいけんじゃね

とここまで書いてもっかい考えてみると、逆でも解釈できるかもしれませんね!?

あくまで「これから」は「発話時以降」で、「それから」は「今度会えた時以降」と捉えるやり方です。

これは、「これから」を通常の理解通り「今より後」とし、「それ」のアンカーを「今度会えた時」にするパターンです。

ただ、歌詞の中の「それから」と「これから」の順番は「今度会えたなら 話すつもりさ それからのことと これからのこと」という順番なので、こちらだとこの順番が現在→未来の時間軸の順番と合ってないことになってしまうという点は、解釈の妥当性をちょっと下げますね。

おわりです

結局どっちも解釈はできますが、私の初手の理解は最初にご説明した方でした。皆さんはいかがでしたでしょうか。

言葉は我々の身の回りに溢れているので、私は時々こんな感じのこと考えながら生きています。それはそれで楽しい人生ならまあそれはそれで良いものです。なんかおもろそうなことがあったら教えてください。

ではでは。またお会いできると良いですね!

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