こんばんは。人文学系修士卒での就活を経て今は民間で働いている私ですが、今回はそんな就活周りの事情を書こうと思います。
人文学系の大学院1年生で(博士課程進学ではなく)修士卒→就職を考えている人の参考になる部分もあるかもしれません!
ちなみに、就職か進学かという点で悩んでいる人がいれば、以下の記事の方が多少は参考になると思います。学部生向けではありますが、学部4年〜修士1年の間に考えたいことも書きましたので。
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ご留意いただきたい点として、私は文学部卒→文学研究科修士卒で就職しており、人文学系にずっと浸っていた身です。いわゆる文系でくくられるとも、法経済学系統はこの限りではないと思いますので悪しからず。
人文学系の院生ってマイナス評価なの?
文系修士卒の時点では、正直言って学部と同じくらいの目で見られるように思いました。
(てか、文系修士をマイナス評価するような会社では文系修士は生きづらいかと……(それはそう))
少し気をつけておくといいかなという点は、学部卒と修士院了で基本給に差があるかという点です。
例えば、全然関係ない会社として任天堂の基本給を例に見てみました。
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任天堂の基本給は、大学卒では256,000円。一方修士卒では267,000円となっており、11,000円の差があります。
一方で、理系採用ではほぼないと思いますが、いわゆる文系採用では、会社によって学部卒と院卒で基本給が同じという会社もあります。
そういう会社の場合は一層、院卒の学生に対しても学部卒の学生と同じ程度の目を向けるのではないでしょうか。
一方、院卒に比較的高い基本給を払う企業では、その分院卒を見る目が相対的に厳しくなるのにも一定の理があります。私が今働いている会社は、院卒の方がちょっとだけ基本給が高いのですが、その分新卒採用者の中の引率の割合も低いんじゃないかなと思います(そもそも文系院生が珍しいという話でもありますが)。
ただし、人文学系の博士後期課程修了者についてはまた話が別なのかなと……。そもそも博士後期課程の修了にそこそこ時間がかかるでしょうし、どうしても年齢は採用する側のネックとして結構響くのではないかというのが個人的な印象です。私は修士で出た身なのでわかりませんが……。
(どちらにせよ、私は博士後期課程進学者には須らく畏敬の念を抱いております。自分ができなかったことなので……)
修士1年から就活した方がいいの?
結論から申し上げますと、ぼちぼちでいいのでした方がいいと思います。
夏から秋の時点で就活をスタートしていないと就活に不利かというと、不利っちゃあ不利っていうのが私の感想です。というのも、インターンからの選考優遇がある企業も実際多くあるというのもありますが、どちらかというと自分の就職についての考えを作っていくのにはある程度時間がかかると思うからです。早いうちから面接を受けたり落ちたりして、自分や企業の言語化の仕方を磨いていくことで、だいぶん落ちなくなります。落ちるのはとてもつらいですが……。
面接で、院生だから特に聞かれたことある?
主には以下の2つかな~と思います。
①どうして院行ったの?
よく聞かれました。院に行く人にはそれぞれの理由があると思いますが、それなりの答えを準備しておきましょう。
私は、「専門の学びをもう少し深めたかった」「大学(院)生という身分を生かして取り組んできたことをもう少しじっくり取り組みたかった」の2つを答えた後で、院生の生活を少し具体的に話し、「今はこういう点で院行ってよかったなって思ってるので、今の自分がそれらの理由に応えられていると思う」と伝えていました。
②研究内容について教えて
まあ~これは学部生でも聞かれるかもしれません。今の勤め先の最終面接でも聞かれました。私の専門は日本語の接尾辞ですが、日本語の接尾辞です!って言っても絶対「は?」みたいな顔されるので、イメージしやすい具体例やエピソードを予め準備しておくのがいいと思います。専門違いの人に話してみてわかりやすいか聞いてもらうとなお安心です。
学部生の同期との関係はどう?
これ最初結構悩みました。私の入社同期はほとんどが学部卒なので、大抵私より2〜1つ歳下なんですよね〜。
でも同期に敬語使われるのも嫌やなと判断したので、最初にがんばってタメ口勧告をしました。結果的にその方が親しくコミュニケーションが取れている気がするので(比較はできませんが)それで良かったんじゃないかなと思います。
まぁ大学の頃も、浪人生も入学年度で先輩後輩が決まることが多いと思いますので、それと一緒ですね。ただ、同期と対面する際は初手の態度が大事なことに変わりはありません。
おわりです
こんな感じで今回は私の就活事情より、人文学系院卒就活生のご参考になればと思う内容を書きました。
就活、基本的につらいものだと思っていますので、がんばっている人たちはみんなえらい!と思います。私も教科書会社に落ちたり塾のマネジメント職に落ちたりいろいろしました。
ただ、最終的にはそれらの痛切な失敗を経て、自分の言語化がより進み、その後だんだん落ちなくなっていったという部分もあります。心を凹ませすぎずに何卒取り組んでいっていただければと思います。
ではでは。またお会いできれば。